地価反転の足音

家主と地主」Vol. 46(今年初めに出版)では、海外不動産投資の記事のほかに、「データで見えた 一人暮らしの実情と部屋探しについて」という記事がありました。アットホームのアンケートを基にした記事で、面白かったです。

私は、どうも、データが好きなんですね。以前、全国賃貸住宅新聞のアンケートの取り扱い方に問題があることを書いたことがあるのですが、今回の記事は、適切レベルにあったと思います。

2012年9月27日から10月3日、首都圏で一人暮らしをしている学生400人、社会人400人に対して調査をしたそうです。すると、2011年に比べ、学生の家賃は2700円、社会人は3800円の減少だったそうです。

昨日読んだ日経ヴェリタス第273号では、「地価反転の足音」という記事で、都内のオフィスビルで賃料値上げが始まったと書かれていました。「賃料の上昇は、地価上昇の先行指標だ」とのことです。東京の再開発などもあって、地価は確かに上がるかもしれません。

半年前には、海外不動産投資だ、家賃減少だ、といっていたのがガラッと変わりました。

しかし、「先読み失敗」などと言いたいわけではありません。

不動産投資は経済のうねりに乗ることも重要でしょうが、長期の傾向を見ておくことも重要だと思います。円安だからとシンガポールの富裕層が見もしないで都内のマンションを買っている様子が記事になっていましたが、この人たちも必ずしも成功するとは思えません。

日経平均も5月23日の1万6千円近くから、今日は1万3千円ぐらいになっています。私は、現在はインフレ基調と強く思いますが、それも間違いかもしれません。ひょっとしたら、地価も上昇しないかもしれません。

と、いろいろ考え、私が大家さんタイプでないことも考慮すると、「早く物件を売って楽になりたいものだ」と改めて感じました。

私には、向いていないんです。

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地価反転の足音 への2件のフィードバック

  1. ますく のコメント:

    村兵衛様

    初めまして
    私も新築4室を購入してしまった凍死家です。
    最近、家賃保証をしていた販売会社の計画的と思われる
    管理部門切り離しにあい、色々と検索しこのブログを見つけました

    やはり新築ワンルーム購入は失敗でした。
    購入時期は平成19年で借金は残り6300万です
    私も大きなダメージを出来るだけ小さくし出来れば売却をしたいと考えています

    色々なトラブルを経験されているようで、大変勉強し、
    行動力のある方なんだなという印象を受けました
    私はまだまだオーナー様なんだなと感じております

    村兵衛様のブログを見ていると、これからおそらく経験するであろうトラブルや
    修繕、管理などが記事になっていて大変参考になります

    これからもブログの方ちょくちょく拝見させて頂きたいと思っています
    よろしくお願いいたします

    • 村兵衛 のコメント:

      ますくさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
      お返事遅れて本当に住みませんでした。

      会社は心から信用できなくなりました。
      やっぱり、会社は人じゃあないし、自分のために会社を切るのは当然と思います。
      でも、信用をまったくしないとこれも先に進めないので、多少は関与するようにしています。会社でなくて、会社の人と良い関係が出来るとこれもいいのかな、と思います。

      時間もかかるし、全て出来ませんけれどもね。

      どうぞ、これからも、よろしくお願いいたします。

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