中国で知り合った彼女とは、電話をしたり、手紙やメールを出したり、彼女の国で会ったり、また中国で会ったりとして、1年以上がたちました。
そこで、「日本に来てしばらく暮らしてみるか」ということになり、2007年4月に来日しました。日本語学校に通うことにして、ビザは学生ビザとしました。
後でわかるのですが、彼女は語学のセンスが抜群で、これが我々の生活を救っています。日本語学校には「昼間は暇だろうから」と思って行ってもらうことにしたのですが、これが正解となりました。
二人で楽しく暮らし始めたのですが、経済的には急に大変になりました。
ここらへんは初めから予測されたことでした。さらに、
- 国際電話代がかかるようになった(彼女の実家にインターネットが無くSkype利用不可でした)。
- 一緒に旅行に行くようになった(旅行は、日本を知るためにも重要です)。
- ホームシックになり、犬を連れに帰国した。
- 帰国後、犬OKのマンションに移った。
- マニュアルからオートマの車に変えた。
- たまにはレストランに食事に行くことになった。
こう書くと当たり前のことも多いのですが、日本人女性と暮らすのとは違った出費があります。細かい話のようですが、毎日の食費も高くつきます。
今でこそ、私の事業の専従者として働いているほかに、語学教師をしたり、翻訳や通訳をしたりしていますが、働きたくても日本語が出来ない、同じ国の友達もいない、頼みの私は仕事で遅い、と来日時にはよく我慢したと思います。
結局、次の年に結婚届を出しただけで結婚式もしていませんし、今まであげた一番高いプレゼントは、結婚のときに上げた5万円のリングです。
贅沢をしようとしているわけではないのですが、彼女の来日後は、貯金は減るばかりでした。