2002年、本郷の物件を私に売った不動産業者は仲間と新しい不動産会社を立ち上げ、2007年初夏、私の前に現れ、板橋区の新築ワンルームマンションを勧めました。私は断ったのですが、「物件が明らかに良い立地にあるのであれば興味がない事もない」ようなことも言いました。
どうしてだったのかなぁ、その人がうまかったのかなぁ、それとも、心の底で今度は一発あてられると思ったのかなぁ。でも、「冷静に冷静に」と思う気持ちは持っていました。
2週間後ぐらいでしょうか、同じ不動産業者から電話がありました。
「村兵衛さん、東横線沿線の物件はどうでしょう?」
いや、この人は偶然とはいえ、いいところをつきます。私は川崎市に住んでいたことがあり、その時は東横線を利用していたのです。
「村兵衛さん、東横線というのは東京や横浜に住んでいる人には、とても人気があるんです。」
ついつい、「東横線は知っている、利用していた。」と言ってしまいます。
「そうですか、それならば東横線沿線の価値はお分かりですね。実は東横線沿いに物件があるんです。」
「私は少なくても東京を希望していますよ。」
「いや、東京の物件は値上がりして、村兵衛さんが購入された5年前とは違い、購入しても利益が出ません。」
私も「東横線」と聞くと、ピクって動いてしまいます。
安かったら欲しい地域ですね。
ヤリ手ジジイさん、安かったら欲しい地域ですよねぇ。
私は高く買いましたが、、、。