2005年1月より、私はアメリカに1年の単身赴任をしていました。うまくいっていなかった元の妻とは関係が淡々と悪くなり、出張中離婚したことは、以前述べたとおりです。
この時は一人暮らしでしたし手当ても多く、中落合の物件が空室になっても平気でした。私にも暢気な時期がありましたねぇ。この時は、アメリカも暢気でしたし、日本も暢気でしたよ。
それでも帰国後は早く次の入居者を見つけようと思い、「オーナー様」だった私はサブリースの契約としました。
2006年2月から2年経ち、入居者が変わると言うので引き続きサブリースの契約にしました。つまり、新しい契約は2008年2月から2年間です。この2年間は、サブリースなのですから契約どおりに進むはずでしょう。
管理会社の言うことには、『家賃保証会社は、3か月分の遅れに対して3か月分の保証をしている。入居者は3か月分の滞納をしたので、家賃保証会社はこれ以上の保証はしない。だから、追い出した』。結構ですよ、私は。
「募集をしていただくのは結構です。それは、そちらと家賃保証会社の問題ですから。」
「村兵衛さん、こういうような突発的な事故が起こった場合では、サブリースはそこで終了となります。サブリース契約は、ここで終了です。」
頭がくらくらしてきました。そんな条項がどこにあると言うのでしょう?
「サブリースとは、こういうものなんです。」
いや、こういうものではありません。
今ならわかります。この管理会社はこのとき捨て身の状態だったのです。捨て身ほど強いものはありません。
帰国後会社もクビになり給料も落ちましたが、インフレの兆しを感じ、2007年、4件目の物件を購入しました。節税しながら、少しずつ物価が上がっていくことを予想していました。2008年2月は再婚し、新しい生活が始まりました。
再婚したやいなや、2008年3月ベアスターンズ破綻。7月には商品市場暴落。9月にはリーマンブラザーズ破綻です。
「日本は構造改革をし効率的な経営・市場になった。アメリカの不況はアメリカの問題で、日本は関係ない。日本の経済は、本質的に堅調だ。」
そう思っていた人も、そう言った人もいましたね。私もそう思っていた一人でした。
でましたね「こういうものなのです」、業者の上から目線的発言。ドラマのようで臨場感バッチリです。次の展開も楽しみにしてます
ナガさん、いつもありがとうございます。4件目を購入するまでが、凍死家の誕生編でした。この時から凍死家として深化(!)していきました。
契約条項があって解約されるのであれば村兵衛さんの責任ということでしょうが、条項自体が無いのであれば、明らかに契約違反ですね。
某Lパレスのように、契約更新時に家賃の大幅改定をしたり、それでも採算が合わなければサブリース契約の一方的な打ち切りをして、しかも入居者を全て追い出し大家に建物だけ返還するという話は別の大家さんから伺ったことがあります。
この条項すら知らずにサブリース契約をして泣き寝入りしている大家さんも多くいます。
条項に書かれていない限り「こういうもの」というのは通用しないですよね。
次の展開が楽しみです。
ベアーさん、そのとおり、契約違反です。
「こういうもの」というのは通用しないはずですが、捨て身の会社は、本当に強い(?)です。
私はすぐに白旗を揚げました。