4件目のワンルームマンションを購入した後から、私はいろいろな不動関係の情報を得るように努力していました。物件を買い増すためではなく、価格動向を調べたり、費用を安く済ませることができないか調査したり、ということのためです。
部屋の管理会社についてもいろいろ調べていました。2008年夏の相場は(オプションにより多少の変化はありましたが)、ワンルームマンションであれば、
- 関係する物件(例えば、自分のところから買った)であれば、3,500円
- 関係しない物件であれば賃料の5%
でほぼ揃っていました。これは、家賃の集金と区分の管理(水周り・電気配線等)が入った値段です。
4件目購入の後にコンタクトを取って東京で打合せをしたひとつの管理会社には特徴がありました。管理もリフォームもそれぞれでやっていけるだけの規模を持ち、「管理+リフォーム」を一体として進めながら、マンションの運営・売買を進めていくという経営方針でした。
新築ではなく中古のマンション経営をしていたわけです。
その時いただいた資料の内容もきちんとしていましたし、話も、今考えてもまともでした。(ちなみに、この時お話をした二人は今ではそれぞれ独立しています。力のある人は、やっぱり自分でやってみたいんですね)。
中落合の管理会社からの理不尽な電話を受けた10分後ぐらいでしょうか、頭の中で話を整理してから、この管理会社の担当者に事情を説明する電話をかけました。
「村兵衛さん、それはその管理会社の一方的な契約の破棄です。裁判をすれば、勝てるでしょう。ただ、村兵衛さんがとりあえず入居者募集を進めたというのは、この時点では仕方のない判断ではないかと思います。裁判のために入居者募集を待つのでは、村兵衛さんの支払が多額になってしまいます。もし早く入居者が決まったら、その後で管理を弊社に変えてください。」
一緒に物件を見て、募集のやりかた等も考えようということになりました。
「中落合の管理会社にマンションの入口と部屋の鍵をもらうように言ってください」と言われました。すぐに中落合の管理会社に電話をし、「中が見たいから」と鍵を送ってもらうようにしました。