駄目な管理会社からあの管理会社に変えたかった6

「村兵衛さん、申し訳ございませんが、我々の会社では、家賃滞納のある方の物件の管理はお受けできません。家賃保証会社も引き受けることはありません」

この方は、優しい顔をして直球ですね。

「そうですか、残念ですが仕方ありません。何かアドバイスがありますか?」

「とにかく入居者と連絡を取ることです。緊急連絡先が実家でなく妹さんになっているところが心配です。ご実家とうまい連絡が取れると良いのですが、ご実家と仲が良くないのかもしれません」

また、直球ですが、聞いていてためになります。

「私は、管理会社B少額訴訟を起こそうと思っていますが、どう思いますか?」

「お金もそうかからないですし、いろいろな行動を起こしておくことは、マイナスにはなりません。ただ、『まだ会社を続ける』ようなことを社長さんは言っていましたが、倒産は近いと思います。早く行動を起こしたほうが良いです」

「わかりました」

「また、ご相談に乗りますので、どうぞ、お電話をください」

この言葉は本当で、この方から私の様子を聞く電話を、この後も何回かいただきました。

「どうもありがとうございます」

「村兵衛さん、入居者が滞納をしていたのは、ラッキーだったかもしれませんよ」

「ラッキーなど思えません!このままあなたの会社に管理を任せて話を終わらせるつもりでした!」

私はすぐに楽になりたかったので、そのとき、「ラッキー」の意味がわかりませんでした。そうですね、私はラッキーだったかもしれません。

この会社はこれから破綻するでしょう。そうしたら、もらえなかった賃料を取り返すのは、容易ではないでしょう。多分、無理かもしれません。

私の部屋の入居者は、8月に入居してから次の年には既に2か月分、家賃を滞納するような人間です。でも、少なくともこの人の滞納分を取り戻せば、私は管理会社Bから受け取ることの出来なかった1か月分の家賃を取り戻すことが出来るばかりか、もう1か月分の家賃をボーナスのように受け取ることが出来るわけです。

さらに、私はゼロゼロでこの入居者と契約をしていますから、管理会社Bに敷金を取られることもなかったわけです。

他の「オーナー様」は、1件につき2~3ヶ月の家賃のほかに、1~2ヶ月の敷金を管理会社Bに取られた方もいたようです。それに比べれば、私はラッキーだった可能性もあります。

そうですね、もし、家賃回収が出来、今後も滞納が起こらなければ、確かに私はラッキーだったということになるでしょう。

こうして私の思い出話も収束に近づいてきました。1つは管理会社Bとの対決、もうひとつは入居者との対決です。

しかしその前に、私は部屋の管理をどうするか考えなければなりません。

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