繰り上げ返済

2006年はゼロ金利政策が解除されたときでした。中落合の物件をサブリースにして収入が減り、ローンの支払いも増え、持ち出しが初めて現れました。「これからインフレだ」と考えて、退職金の500万円を一番良い物件でありさらに金利も一番高い、本郷の物件の繰上げ返済に当てました。5年以内の繰り上げ返済のときS銀行では5%のペナルティーを取るのですが、気にせず繰上げしました。

このとき株等買わずに繰り上げ返済をしたことは、現在の心の平静に対して、大きく寄与しています。今になって思うと、破産せずローン完済する可能性も、ここで現れました。

返済期間を35年のままにしておいたほうがキャッシュフローがプラスに戻り生活も楽になったかもしれませんが、「インフレになったところで別の物件を売って本郷の物件のローン返済」と言う計画でしたから、わざわざ東京まで行って新たに契約書を作り直すより、電話で繰り上げ返済を完了することを選びました。まあ、このころは今よりもっと馬鹿でしたから仕方ありません。

繰り上げ返済は地道な行為ですが、新築ワンルームマンションを大きなローンを組んで購入したような場合、確実な効果を生みます。お金持ちで「節税のためにワンルームも買った」というような方以外には、有効な方法かもしれないと思います。まあ、繰り上げ返済をしても完済する前に破産してしまっては元も子もないわけで、私はまだ凍死家のままです。

給料は下がりましたが、繰り上げ返済を続けていけば問題解決だったのです。この後、また状況が変わり、現在まで新たな繰り上げ返済をすることはなく、苦しい状況が続いています。

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