中落合 再び滞納(11) 「VESTAのあがき」

私の所有する物件に関係する会社で破綻したのは、

リプラスは、2008年の7月末と8月末に送金遅延が発生し、2008年9月に破産と、破綻まであっという間でした。

販売会社A管理会社Bは結託し、2008年末には物件所有者に対して一芝居うち、2009年3月末に計画的に破綻しました。

VESTAはあがきました。

いつまであるか分かりませんが、VESTAのホームページを貼っておきます。http://www.vesta-web.net/index.html

2009年6月1日 本社移転

2009年7月23日 朝日新聞記事 「VESTAが家賃滞納者に生活保護の申請を指示し、それにより滞納家賃を回収するべく働きかけていた」

2009年9月28日 全国賃貸住宅新聞 20面に全面広告掲載

2009年9月 30 日 東京国税局がすべての銀行口座を差押さえ

2009年10月1日 家賃送金不能のお知らせ

2009年10月12日 全国賃貸住宅新聞 30面に全面広告掲載

2009年10月12日 MAGねっとホールディングスが、VESTAの保有全株式を、株式会社オーロラへ譲渡することを決議

2009年10月18日 例えば 株式会社サンフィール不動産管理部の連絡 (私はサンフィールと、何の関係もありません)

2009年11月1日 本社移転

2009年11月6日 (株)全国賃貸住宅新聞社主催 賃貸住宅フェア2009in大阪 出展

2009年11月9日 全国賃貸住宅新聞 8面に全面広告掲載

全国賃貸住宅新聞社は、銀行口座の差押や家賃の未送金を知りながら、VESTAのサポート、良く頑張りましたね!

2009年11月25日 国税不服審判所長宛に9月30日の差押に対して審査請求の申立て

2010年1月15日 新設分割公告

債権者及び株主等関係者 各位
当社は、新設分割により新設する株式会社VESTAプロパティーマネージメントに対して当社の賃貸保証事業に関する権利義務の一部を承継させることにいたしましたので公告します。

2010年1月15日 レオパレス21からの新規家賃保証受託を停止

家賃支払を延滞されている入居者様は、家賃保証委託契約に基づき、株式会社レオパレス21宛ではなく弊社株式会社VESTA 宛にお支払下さるようお願い申し上げます。本件については電話及びダイレクトメールで別途ご連絡申し上げます。

株式会社レオパレス21との取引に関するお知らせ

2010年3月17日 2009年9月の差押に対する審査請求の申立て却下

ここで、全ての力がつきましたね。

VESTAはなりふりかまわぬ回収をしながらなりふりかまわぬ募集をし、契約は増やしたようです。全国賃貸住宅新聞の献身的な協力は、すばらしいですね。

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入居者は、追い詰められていました。VESTAは、最後のあがきで、法律を無視した回収を試みます。

キャバクラもうまく行かなくなった。

同居する婚約者も守らなければなりません。

村兵衛と管理会社Cの生ぬるい取立ては、後回しだ」、と逃げるだけ逃げたのも、当然でしょう。

11月27日、2ヶ月目の滞納が起こりました。入居者にとっては、VESTAに2回私に2回の、4ヶ月続いての滞納となります。私は立ち退きさせる準備を始め、次の滞納後には、入居者に対してすぐに手を打つ必要があるでしょう。

それからも、長い道のりが続くかもしれません。

寒い冬です。

滞納と並行して、私は清算中の元管理会社Bから、未支払い分の家賃を回収する作業を進めていました。

どうなるのだろう。

ワンルームマンションなんて買わなければ、何の問題もなかった。

全てが狂った方向に行く。

信じられない。

逃げられない。

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入居者からの家賃回収の話は少し休み、次の思い出話をするときには、元管理会社の清算人との対決について書こうかと思っています。

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中落合 再び滞納(11) 「VESTAのあがき」 への8件のフィードバック

  1. 1Rと地方木造1棟 のコメント:

    『逃げれる条件は不動産価格が借入残高を上回る事』原因を分解していくと行き着く先は『借入』に行き着きます。『税金と分割返済』『市場価格と借入残高』が不動産投資の肝だと思い投資を始めましたが、滞納一発で不動産価格は変動してしまう事を今更ながら実感しました。
    楽観的な私にブレーキを踏ませてくれる大事なブログです。

    • 村兵衛 のコメント:

      1Rと地方木造1棟さん、いつもコメントありがとうございます。

      自分の反省のために書いているブログですが、面白いところを見つけていただけるなら、幸いに思います。

      私は大局だけ考えて新築ワンルームマンションを購入しました。大局を読み間違ったばかりでなく、区分であっても管理会社・家賃保証会社・入居者・原状回復等、考えなければいけないことがあるのを無視していました。

      凍死家当然だと思い、反省ブログを続けています。

  2. 1Rと地方木造1棟 のコメント:

    VESTAへの債権をオーロラが買取るみたいですね。
    価格は15%と聞きました。
    何処まで本当かは分かりませんが・・・

    • 村兵衛 のコメント:

      1Rと地方木造1棟さん、情報、どうもありがとうございます。

      VESTAとオーロラの関係は、私には、良く分からなくなっています。
      まだ、こういう段階なんですね。

      オーロラは、回収に自信があるということでしょうかね。VESTAはもらった金を、何に使うのでしょうか。

      また、情報が入りましたら、どうぞ教えてください。興味深く思います。

  3. 1Rと地方木造1棟 のコメント:

    説明が下手ですいません。
    主語→オーロラ
    目的語→オーナーがVESTAに対して所有している債権
    述語→15%で購入
    です。

    オーロラは既存滞納者も新規家賃保証を受付ている会社です。
    風評は聞いた事がないので、手法までは知らなく残念です。

    • 村兵衛 のコメント:

      1Rと地方木造1棟さん、ご丁寧にありがとうございました。
      よく分かりました。私は、本当に不勉強でした。

      これで、問題は終わりということになるのでしょうか?オーナーも、これだけ時間が経つと、気持ちの整理もついているのではないかと思います。

      1Rと地方木造1棟さんには、考えるヒントになるコメントや情報をいただき、いつも感謝しております。

  4. 1Rと地方木造1棟 のコメント:

    オーロラはVESTAの債権を毎月1000万以上回収出来ているみたいです。
    オーナー様の債権の90%以上を把握出来ており、15%で買っても採算が合うって判断ですね。
    全て風聞ですが・・・

    しかし債権回収って奥が深いですね。
    相続人が一定期間に相続放棄しなければ、債務は末代まで相続されます。
    遅延損害金まで考慮すると、複利運用したのと同じ意味を持ちますね。

    くわばらくわばら

    • 村兵衛 のコメント:

      1Rと地方木造1棟さん、オーロラやりますね!

      VESTAと提携?をはじめたときに読んだ新聞記事でも、オーロラは自信満々でした。

      実は少額訴訟で勝訴した後、「この債権は、買ってもらえるものだろうか」と、2、3の債権取り扱い会社に当たったことがあります。

      理由はいろいろいわれましたが、全然駄目でした。
      まあ、当然かな、と思いました。

      興味深い情報、ありがとうございます。いつもコメントいただき、感謝しています。

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