この本は、オススメです。
まず、著者の考える近未来像が示され、次に不動産投資の現状が示されます。この、不動産投資の現状は、種類別にまとまっていてわかりやすいです。母ウッチーさんが、「ワタシはとても頭が整理されました」と書かれていましたが、私もその通りに感じました。
その後、ご自分の投資を振り返られて、「40代からの堅実不動産投資」とは何かの説明に入ります。その後はリスクについても説明され、じゃあ、ドンな物件がよいのか、という話になります。
最後の、「実例から学ぶ堅実不動産投資」での、「三田 ゆきさん」というかたの話も、とても面白かったです。
良くまとまっています。この本の評判の良いのも分かります。
何が引っかかるといえば、
一体、「堅実○○投資」というのもの自体、存在するか?
という点です。
- ユーロは生き残るのか、ヨーロッパ経済はどうなるのか?
- 北朝鮮はどうなるのか?一つの国になるのか?戦争は起こるのか?
- 日本の財政はどうなるのか?インフレ・デフレはいつ、どう来るのか?
- 少子化・高齢化はどうなるのか?移民は受け入れるのか?
- 東海大地震は、いつ起こるのか?規模や被害は?
- 中国経済は、どうなるか?民主化が進んだとき、社会はどうなるか?
など、不安定な要素が一杯です。明確な回答がないので、安心した生活が送れないです。私も、「堅実○○投資」にすがりたいです。
「堅実○○投資」どころか、「堅実人生」だってないと思います。何かやるもリスク、何かやらないもリスク、全てリスクです。
「三田 ゆきさん」のお話は、大変面白く参考になりましたが、これは、「女性ならではの繊細な気配りと、女性とは思えない(失礼)大胆な行動と決断によって得られた」結果です。つまり、能力のある人が、リスクをとって考えながらどんどんやったから、良い結果が得られたということでしょう。
「20年のローンを組んで、定年後も安定した収入を生み出す中古物件」を購入したかどうかは、定年後になって分かることです。それが分からず不安であれば、リスク分散のために、投資規模を拡大するしかないでしょう。
沢さんが13億投資されたのは、手法として当然の帰結で、おっしゃるような「やりすぎ」などではないと思います。物件を増やすことによりリスクを分散、それにより、別のリスクも増大、それを補うために別の物件を購入、という、自然の行動だと思います。
だれであろうが不動産投資を始めるのは、事業を開始する、ということでしょう。その後は、入居者獲得の競争です。
「それでもやるなら、いろいろな方法がある!」「お宝不動産は、自分で作るもの!」「こうやって勝ちぬけ!」という論調だったら、関係ないとはいえ、私も、大変受け入れやすかったと思います。
私は、降りました。
不動産投機 → 不動産凍死
を選びました。
沢 孝史様の、ますますのご活躍をお祈りいたします。
オススメです!
そうですね、
いっちゃったら、とことん行かないとってのはあるようですね
ミーは行きたい気持ちはありますが、タイミングも属性もわるく
ってことで、このままかなあ・・・です
ただ、ひとつフラッグシップな物件を買ったら、2,3棟買って薄めたいとは思います。あはは
たろうさん、おはようございます。早いですね!
組んだローンを堅実に返済しようとしたら、物件を増やすのはアリだと思います。
不動産の知識もついていくので、良い物件を増やすことも、タブン、多いと思います。
ある規模以上になったら、経営破たんのときはサクッと会社の倒産もできます。良い物件は、自分の資産にしておけばよいですしね。
「規模を増やさず堅実にやろう」として、「お宝」中古アパートをローンを組んで購入、「これを大切にするぞ!」と堅実に経営していったら近くに新築のアパートが何件か建って、毎月持ち出し。定年間近に破産。
ということも、あるかもしれません。
たろうさんの今後を、楽しみにしています。
私の今後は、ありません。
借金して投資なり事業なりを始める時点で堅実な訳ないですよね。
少なくとも頭金という名の証拠金を賭ける覚悟は必要かと。頭金がない場合は自分自身が担保かな。
とても人には勧められないっす。
零細オーナーさん、私も「堅実」と言ってよいのか、と思いました。
「堅実ではない」と思って始めることが良いのではないかと思いました。
私は、他人が不動産投資をすることに、反対もしませんが、勧めることはありません。