「満室経営新聞」の連載執筆者の中で、丸山 朋子さんは、地味なところに着目した良い記事を書くので、私はいつも感心しています。
今回は、電気料金見直しの話です。
私も自分の所有する区分のマンション共有部分の電気料金を見直したいと思っていて、私が「理事長様」をしているマンションでは、電灯をLEDに変更する計画を立案中です。しかし、丸山さんによると、電気料金を抑えながら快適な住環境を維持するためには、LEDに変えるよりも先に、「基本料金」の見直しが必要だ、というのです。
マンションなどでは停電トラブルを避けるため、必要以上の電力プランが選択されていることが多いとのことです。そうですね、十分ありうることです。私のマンションだって、多分、建てられた時から一つ上のプランが選択されていた可能性があります。
共用部の電気設備には、低圧受電方式の「動力設備」と高圧受電方式の「電灯設備」があります。
動力設備・・・給水ポンプ、エレベーター、機械式駐車場など。
電灯設備・・・管理室、集会室など。
これらのどちらかの設備を持たれている場合には、電力会社認定のブレーカーを導入することで、電気料金の削減プランをご提案することができます。
(中略)
電気の診断は大体無料でできますので(調査をしないと工事や見積もり自体ができないため)共用部の電気料金の見直しをしてみることをオススメします。
だそうです。
まったくそうですね。自分の家の電気料金だって、適正なブレーカーの容量を決めることが第一じゃないですか。それなのに、マンションの支払プランに目が行ったことはありませんでした。
丸山 朋子さんはたいていこのようなトーンの記事を書きます。いつも不動産の即効性のある改良点を考えているのだと思い、感心させられます。