ギリシャには短期出張でテッサロニキに1週間ほどいたことがあるだけです。
小さな食堂でも味はきちんとしていたし、平日の夜でもレストランは地元の人でにぎわっていて、「ああ、人生の楽しみ方が日本やアメリカとは違うな」と思った記憶があります。
仕事は、「問題を起こすにまかせ、起きた時点で対処する」という、大変非能率的なやりかたでした。
ギリシャ国会の再選挙では、財政緊縮路線推進派が過半数を取ったようですが、国民が財政緊縮に正面から取り組むか、疑問です。
裏づけはまったくありませんが、私の無いも同然な1週間の経験から感じるに、
ユーロから出ない方がよさそうだから、とりあえず、そうしてみる。生活レベルが落ちるのは嫌だから、財政緊縮には出来るだけ抵抗する。問題が起こったらその時に考える。
となりそうな気がします。
ギリシャはこの機会にユーロやめたほうが、自国のためにもヨーロッパのためにも、世界のためにも良かっただろうに、という気もするのですが。私に残る期待は、本当にギューロになりました。
世界経済の問題がまた一つ先送りされて、緊張がまた増えた気がします。一気に緊張が解けるときに、日本も巻き込まれるということかもしれません。
その時一番意味を持つのは、海外分散投資でも、不動産でもなく、ひょっとしたら物、その中でも食料なのかもしれないな、という気もします。
はじめましてすずきと申します(しょぼくれん) 楽しみに拝読させていただいております
まさに そんな気がしますよね・・・改めて鋭い観察眼に驚きました
また楽しみによませていただきます
すずきさん、はじめまして。
記事を読んでもらっただけでなく、お褒めのコメントまでいただきまして、ありがとうございます。
ブログの設定で、「初めて入る方のコメントは、私が見てから反映」ということになっています。すぐにコメントが反映されず、申し訳ありませんでした。
しょぼくれんは不動産芸術だと思っていましたが別のフェーズも強くなってきたようで、大変興味深く、わくわくしながらこっそり応援しています。すすきさんの粘り強いご努力、敬服しています。
ギリシャ人を怠け者集団の様に言う人もいるようで、私の文章でもそう思えたかもしれませんが、問題に対応する時の発想と柔軟性には、1週間の滞在ですが、感心することがありました。「この問題は、本当にそういう問題なのか」という視点や細かいルールを気にしないおおらかさには、成熟ささえ感じられました。
しかし、もしもこういった特質があるとしても、ユーロ問題に離れ業を見せることが出来るかは、疑問です。
どうぞ、これからも、よろしくお願いします。