満室経営新聞の連載記事は、きちんとしたものが多いです。特に、一人ではなかなか得られない具体的なノウハウが記載されているものは、価値が高いのではないかと感じています。
工藤 一善さんの記事には感心します。「原状回復工事の裏事情」という題名で今回は、「クロス選びのポイント③」です。
私はセルフリフォームをやるつもりがないので本当の価値は分かりませんが、クロスの記事が3ヶ月にわたって、大変詳しく具体的に書かれていて、「これはプロだ」と思わされます。自分には関係ないのに、読んでいて大変、気持ちがいいです。
株式会社アートアベニューの「プロパティマネージャー日記」という記事では、「2012年3月度 入電内容詳細」という表を作り、電話による相談の内容を統計的にまとめていて、興味深かったです。苦情はばらけています。結局、「コレをやっておけば不満なし」というのはないんですね。
その中でも、エアコン、漏水・雨漏り、騒音に気をつけるべきなのかなぁ。
こういう表は個人では作成できないので、良い記事だと思いました。
吉田 幸弘さんの「外国人を入居させて満室に」は、先月今月と「もしも、外国人が家賃を滞納したら」です。「外国人は家賃をきちんと支払う」とはよく言われることですが、「もし、問題が出た時、どう対応する」という視点は重要だと思います。
今月の「敷金返還のトラブル」の解決法は、「自分で裁判を起こす」と外国人に限ったことでない話でしたが、来月は「賃料の増減額のトラブル解決法」ということで、どう対応するか、興味があります。
今月のNSX 松田さんの「NSX 松田のお悩み解決隊!」は、競売の手順についてです。ご存知の方には何の興味もない記事でしょうが、私はまったく知識がなく、面白かったです。図入りで丁寧に説明されていました。一人でも、出来そうにも感じました(しませんけど)。
満室経営新聞の特集は、必ずしも今月号のように「すばらしい」と思う記事ばかりではありませんが、連載は、自身記事に対する意識の高いものが多いと思います。
満室経営新聞のますますのご発展をお祈りいたします。