2005年、離婚。2006年、前の会社を上司に追い出されて、会社も変わり 給料も減少。ゼロ金利政策が解除。銀行への毎月の支払が増え、中落合の物件の空室が解消されたと思ったところで、キャッシュフローはさらにマイナスになりました。こんなところで、2007年4月に彼女が来日です。
元妻は、つつましい安定した生活が望みで、会社で上司を落とす画策をしたりアメリカ行きを決めたりした私についていけなくなったのですが、良い人でした。
今の妻の方が、気が合い楽なのですが、外国人が何も知らずに日本に到着したことで、2007年の1年間に急に支出が増えました。マンションも引越し、車もオートマに変えました。語学学校やら、旅行に連れて行ったりやら、帰国の飛行機代を出してやったりだとか、今までなかった出費が重なりました。
私は、確定申告をがんばったり 両親を扶養にしたり、節税をしましたが、これだけでは先が見えません。
ワンルームマンションを処分しようにも、3件では処分に必要な金額も3倍で、彼女も迎えて貯金の減っていくこの年に、損切りする勇気は出ませんでした。「マンションのことは、とりあえず、先延ばしにしよう」。
今考えると、この時、損切りしていれば良かったのです。
希望は、インフレの進行です。2007年6月には株価も18000円を越えました。所有物件の値段も上昇し始めました。「株価が25000円ぐらいになったぐらいで、資産の組み換えを行おう。それまでは、我慢だ」。