2007年晩夏、不動産業者現る3

この不動産業者は、「地方銀行で低金利の融資がつくだろう」、と言いながら結局駄目で、契約の当日に(地方銀行ではありますが別の)S銀行の4.5%の融資をもってきて「我々は、村兵衛様に一番有利になる条件を考えました」と言い放った人物です。

契約当日は、山ほど社員を連れてきて、私にプレッシャーをかけようとしました。

でも、私はこの人物を嫌いではなかったんですね。強引なことをするけれども、何か代償を提供します。例えば、本郷の物件では、「その代わりに」と頭金を会社持ちにしました。言うタイミングもなかなか上手なんです。

購入後も、何かと連絡をして売り込もうとしましたが、購入を断ってもあっさりした感じで気になりませんでした。

営業向きなんですね。

「一緒に確定申告の計算をしましょう。私は、ホテルにいますから、領収書など資料を持って来てください。仕分けして、後で確定申告用の用紙を作りますよ。いい節税をしましょう」

これが、いいところをつくんです

確定申告で悩む時期だと知っていたんですね。

勿論、売り込みと言うことはわかっていましたが、私は節税テクニックがあるなら知りたかったし、久しく会っていないこの人物に興味があったので、のこのこホテルまで会いに行くことにしました。

珍しいですよ、これは。私が凍死家の自覚を持ってから、初めてでした。

彼女には、「ちょっと仕事で遅れるから」と一人で家に残ってもらいました。このころには、実家から犬も連れてきたので、一人でもそうさびしくないでしょう。

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2007年晩夏、不動産業者現る3 への2件のフィードバック

  1. ヤリ手ジジイ のコメント:

    高くついた予感。

    • 村兵衛 のコメント:

      ヤリ手ジジイさん、購入後5年経っていましたので私も勉強し、1本目は加齢にスルーしました。少なくとも1本目は、、、。

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