私は、○○さんに電話をし、物件を妙蓮寺まで見に行きました。確認し(住みやすそうな、静かな良い場所でした)、契約すると伝えました。
この業者はMS銀行に私の納税証明書を1年分しか見せず、源泉徴収票を3年分見せるだけで「1件目の購入だ」と言って融資を引っ張りました。私の実際の面接では「1件目ですか?」ともなんとも聞かれず淡々と処理が進みましたが(だから私はうそをついてはいません)、結局、MS銀行の信頼を失ったのは、以前書いたとおりです。
残りの3つの物件の管理についても移さないかと聞かれましたが、ひとつの管理会社にすべてを任せるのは不安でした。条件はよかったですが、管理を移すのはやめておきました。中落合の管理会社はこの後破綻するので、結果論から言えば、管理を移したほうが良かったのですが方法論的には妥当な判断だったと思います。
契約書はペラッと薄い紙で、余分なところに金をかけない態度には共感できました。
事業届けがうまくいかない場合の買い取りなどは、別の契約書を作りました。これが法的に有効だったかは分かりませんが、結局、数ヵ月後に税務署に事業として認められました。
ああ、もう戻れない。でも、これは、自分で決心したことです。
単に事業を立ち上げて事業届けを出せば良かったので、この購入は、結局失敗です。事業立ち上げの知識が足りませんでした。
ただ、この時は、インフレ目前と思いながらもその考えに固執せず、経済が良くなっても悪くなっても、節税でキャッシュフローが改善する方向で行動を起こしました。
その時点での、凍死家としての知識を振り絞っての購入でした。また失敗しました。買わないほうがよかったです。でも、この物件は、よく考えて購入しました。
経営も出来ない、投資も出来ない。でも、オーナー様ではなく凍死家にはなっていたのです。そして、現在も、凍死家のままでいます。