滞納が再開しても、私は、まあ落ち着いていました。
家賃の取立ては、家賃保証会社VESTAに任せておけばいいのです。
2009年10月、管理会社Cより、ファックスが届きました。VESTAから、管理会社Cに送られた手紙のコピーと、管理会社Cの見解でした。
ファックスは汚く、読みづらかったのですが、読み進めていくうちに仰天しました。
VESTAは、滞納の連絡後10営業日後に振込みをする契約だったのですが、それを、2ヵ月後に一方的に変更するというのです。
理由は、10日後では取立てに間に合わないから。
やばい、やばい、やばい、やばい、
管理会社Cからは、「とてものめない。弁護士を通して、抗議をしている」とのファックスが添えられていました。
どうする、どうする、どうする、どうする、
管理会社Cに電話しました。
「村兵衛です。ファックス拝見しました。VESTAはもうだめですか?」
「村兵衛さん、VESTAは、遅かれ早かれだめになります」
「数ヶ月まえにVESTAに家賃保証を頼むと決めていただいたので、安心していました」
「実は、あの時期、VESTAは契約を増やそうと、厳しい調査をせず契約を結んでいました。滞納のあったあの入居者を受け入れてくれたのも、VESTAだったのです」
リプラスが倒産し、VESTAに家賃保証会社を変更すとき、入居者に契約金を払わせるのも理由が無いので「私が払いますから」といった契約料を、
「管理会社Bから引き継いだ経緯もあるので払わせて欲しい」と、管理会社Cは言いました。
大変ありがたいと思いましたが、その裏には、「VESTAしか受け入れてくれない、でもVESTAは安心できない」と管理会社Cが考え、契約料を払ってくれたということもあるかもしれません。
管理会社Cと電話で話を続けました。
なるほど、vestaは資金繰りが苦しいため、新規契約料を大量に獲得する必要があったのですね。生き残りを掛けた会社戦略か詐欺かは紙一重なところですね。
1Rと地方木造1棟さん、VESTAは、この時期にかなり新しい契約者を獲得した模様です。
その中には、滞納者もいて、自分の首を絞めた場合もあったかもしれません。
私は、VESTAは、結構まじめにがんばろうとしたのではないかという印象を持っています。
でも、まじめでも不真面目でも、破綻したときの影響は同じでしょう。
これは熱い話ですね。一入居者で二回保証会社が潰れたということですか?
続きが非常に楽しみです。
零細オーナーさん、その通りです。
2回目の滞納時は、1回目の滞納時より上手に行動したと思います。
だからといって、2回目の滞納が1回目より上手に解決されたと言うわけでもありません。
2回目の滞納は、「無いところからどうやって払わせるか」でしたから。
滞納は大家にとって頭の痛いところですね。
そうならないよう、家賃が期限日に入金されていないと、入居者の人にすぐに催促をして、滞納を防いでいました。
しかし、9月に1棟を増やしたこともあり、滞納者が4,5人発生し始め、2カ月滞納者が2人でました。
連帯保証人にも催促の手紙を出し、1人は払ってきました。
たまると、よけい払えなくなりますから、早い対応が必要ですね。
私は今のところ保証会社を使ってなく、家賃徴収会社インサイトを使っています。
ドビーさん、ブログはいつも参考にさせていただいています。
「早い対応が必要ですね」は、その通りだと思います。近頃の滞納は、「本当にお金がなくて払えない」という場合が多いように感じ、解決が難しくなっているように聞いています。
払えないのならば早く退去してもらうことが一番良いかもしれません。
滞納を許さない態度を常に示すとともに、早い対応を心がけたいと思います。